インプラントの寿命について

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インプラントの寿命について

インプラントの寿命について

写真は当院でサイナスリフトを行った後のCTです。

サイナスリフトとは、インプラント治療の際上顎奥歯にに広範囲にわたって骨を増やす必要がある時に行う治療です。

この時にも患者様の年齢を考えて生涯インプラントを使っていただくために、骨を増やす量を決める必要があります。

インプラントの長さは、6ミリ、8ミリ、10ミリ、12ミリ、14ミリ、それ以上といろいろな長さがあります。

何ミリの長さでも噛む力がかかるのはインプラント上部5ミリまでです。

そしてどんなにブラッシングを丁寧にしても、定期検診にきていただいても、インプラント周りの骨は10年で1ミリ必ずなくなってしまいます。

例えば60歳の患者様の寿命を90歳までと仮定し、6ミリのインプラントを打った場合。

70歳で1ミリ骨吸収 残り5ミリ

80歳で2ミリ骨吸収 残り4ミリ

となってしまい、5ミリは力がかかる長さが必要なのに80歳でインプラントでしっかり噛めない可能性がでてきてしまいます。

そのため60歳の患者様には最低8ミリの長さのインプラントを打つ必要があります。

70歳で1ミリ骨吸収 残り7ミリ

80歳で2ミリ骨吸収 残り6ミリ

90歳で3ミリ骨吸収 残り5ミリ

これでしっかり90歳までインプラントがもつ計算となります。

インプラントをする場合、悪い状態の歯を抜歯して行うことがほとんどで、悪い状態の歯を支えている骨の状態も悪くなっていることがほとんどです。

悪い状態の高さや幅のない骨に無理矢理短いインプラントを打つと長持ちしません。

そのためにサイナスリフトやGBRなどの治療が必要となります。

宮園歯科医院では院長がサイナスリフトやGBRもおこなっております。

インプラント治療をご希望の方は一度ご相談ください。

監修者情報

院長 宮園 智之 - Tomoyuki Miyazono

枚方市の歯医者「宮園歯科医院」では、患者様に寄り添って症状やお悩みをお聞きし、ご納得いただいたうえで治療を進めることを重視しています。当院が常に心掛けているのは、患者様にとって安心できる歯科治療を行うことです。 こちらでは、当院の診療理念と院長についてご紹介しています。当院での治療をご検討中の方は、まずは当院の歯科治療に対する考え方をご覧ください。当院は、皆様が安心して通える歯科医院を目指して日々力を尽くしています。

経歴

  • 大阪府枚方市出身
  • 2006年 高槻高等学校 卒業
  • 2013年 朝日大学 歯学部 卒業
  • 2014年 朝日大学病院 勤務
  • 2015年 大阪府内医療法人 勤務
  • 2017年 大阪府内医療法人 院長 理事就任
  • 2020年 宮園歯科医院 勤務
  • 2022年 宮園歯科医院 院長就任

所属・学会

  • JIADS エンドコース
  • JIADS 補綴コース
  • JIADS デンチャーコース
  • JIADS ペリオコース
  • JIADS 再生医療コース
  • 大森塾 5期
  • 日本臨床歯周病学会 会員
  • 日本口腔インプラント学会・JACID