【歯周病なりやすい人】特徴と予防法を徹底解説!

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【歯周病なりやすい人】特徴と予防法を徹底解説!

公開日 2025.12.22 更新日 2026.01.14

初期段階の歯周病は症状が現れにくいため、気づかぬうちに進行してしまうことがあります。
放置すると歯を失うリスクが高まるため、早期発見と日々のケアが不可欠です。
この記事では、歯周病になりやすい人の特徴と歯周病の症状や予防方法について解説します。
日々の生活習慣を見直し、しっかりと予防対策を取ることで、健康な歯を守ることができます。

歯周病とは何か?

歯周病は、歯を支える歯ぐきや骨が炎症を起こし、放置することでそれらが破壊される病気です。
歯ぐきの出血や口臭などの症状が見られるものの、初期段階では無症状のケースも多くみられます。
実際に、成人の約8割が「歯周病または歯周疾患の所見あり」とする調査結果も出ていますが、この結果は歯肉炎や歯石の付着なども含み、治療を必要とする歯周病のみを示したものではありません。

歯周病の主な症状と原因

歯周病の初期症状は、歯ぐきの腫れや出血、口臭の悪化です。
歯磨き時に血が出ることが多く、その場合は歯周病の兆しと考えるべきです。

主な原因は、歯と歯ぐきの間にたまった歯垢です。
歯磨きが不十分な場合や甘い食べ物の摂取が多い場合は、歯垢がたまりやすい傾向にあります。
歯垢が長期間残ると炎症が進行し、歯を支える骨が溶ける可能性があるため、毎日のケアを見直し、歯周病を予防しましょう。

関連記事:【虫歯と歯周病の違い】原因と予防法を徹底解説!

歯周病の進行

歯周病菌は歯と歯ぐきの間で増殖し、炎症を引き起こします。
歯周病が進行すると、歯ぐきの腫れや出血だけでなく、歯を支える骨も溶けていきます。
このような状態が長期間続くと、歯がぐらついたり抜けてしまったりすることも珍しくありません。
進行した歯周病は口臭を悪化させるうえ、全身の病気への関連も指摘されています。

早期に発見して治療を行うことが、歯と健康を守るために重要です。

歯周病がもたらす全身への影響

前述の通り、歯周病が進むと口の中だけでなく、全身にも影響を及ぼすおそれがあると考えられています。
たとえば糖尿病や動脈硬化、心筋梗塞などのリスクが指摘されています。
このようなリスクを軽減するためにも、症状が軽いうちから予防と歯科医院への受診を習慣にすることが大切です。

歯周病になりやすい人の特徴

歯周病にかかりやすい人には、次のような特徴があります。

歯磨きが不十分な人

歯周病になりやすい人の特徴としてまず挙げられるのが、歯磨きが不十分であることです。
歯と歯ぐきの間に汚れが残っていると、細菌が増えて歯ぐきが赤くなったり、出血がみられたりと、炎症を引き起こします。
歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやデンタルフロスも活用して、歯と歯の間の汚れまでしっかりと落とすことが重要です。

タバコを吸う習慣がある人

タバコを吸う人も、歯周病にかかりやすいといわれています。
タバコに含まれる有害物質は、歯ぐきの血流を悪化させ、細菌への抵抗力を低下させます。
そのため、タバコを吸っていると歯周病が進行してしまうことがあるのです。

さらに、治療を受けても治りが遅くなることも特徴です。

糖尿病を患っている人

糖尿病にかかっている場合、歯周病のリスクが高まる可能性があります。
体の抵抗力下がり、歯ぐきの炎症が起こりやすくなるためです。
血糖値が高いと、唾液の分泌が減って口の中が乾燥しやすくなり、細菌が増殖します。
これが歯周病の進行を助長するため、糖尿病患者は特に注意が必要です。

糖尿病と歯周病は互いに悪影響を与えるため、丁寧な歯磨きと定期的な歯科受診を行って予防することが大切です。

口呼吸をしている人

口呼吸をすると、口の中が乾燥して唾液の分泌が減少します。
唾液は細菌を洗い流す役割を持っていますが、口呼吸で唾液の働きが弱まると細菌が増え、結果として歯周病のリスクが上がると考えられています。
特に睡眠中に口を開けている方は注意が必要です。

鼻呼吸や寝る前に口を湿らせることなどを意識して取り組むと、歯周病予防につながります。

歯ぎしりや食いしばりをする人

歯ぎしりや食いしばりは、歯や歯ぐきに強い力がかかります。
これによって歯ぐきが傷ついたり、歯を支える骨がすり減ったりすると、歯周病菌が入り込みやすくなり、歯ぐきが腫れることがあります。
この対策としては歯科医院でマウスピースを作る、リラックスして毎日を過ごすことが効果的です。

歯並びが悪い人

歯並びが悪いと、歯と歯の間に食べかすや汚れがたまりやすく、歯磨きだけでは取りきれません。
その結果、歯ぐきに炎症が生じやすくなり、歯周病にかかる可能性があります。
歯並びが悪いと噛み合わせの問題もあり、特定の歯に負担がかかりやすくなります。
この場合は、日々のケアと、歯科医院での専門的なクリーニングや矯正治療が予防に有効です。

特定の薬を服用している人

特定の薬を服用している人は、唾液の分泌量が減少し、口の中が乾燥しやすい状態となるかもしれません。
たとえば高血圧の薬や抗うつ薬、アレルギー薬などが挙げられます。

乾燥した口内では細菌が増えやすく、歯ぐきの腫れや炎症が起こりやすくなります。
薬を服用していて口内の乾燥が気になるのであれば、医師や歯科医に相談しながらケアを行いましょう。

遺伝的要因がある人

遺伝的要因も、歯周病との関連が深いといわれています。
特に家族に歯周病の人が多い場合や、親の歯ぐきが弱い場合は注意が必要です。
歯ぐきの強さや細菌に対する防御力は、遺伝によって異なる場合があるためです。
しかし、遺伝的な要素があっても、毎日、丁寧に歯を磨いたり、定期的な歯科検診を受けたりすることで、歯周病のリスクを軽減できます。

ストレスを感じている人

ストレスを感じている人も、歯周病にかかる可能性が高いとされています。
ストレスは免疫力を低下させ、歯ぐきの炎症を悪化させる原因となります。
またストレスが溜まると、歯ぎしりや食いしばりが増えかねません。
歯や歯ぐきに余計な負担がかかる要因となるため、日常的にストレス管理を行うことを心がけましょう。

妊娠している人

妊娠中はホルモンバランスが変化し、歯ぐきの腫れや出血が起こりやすいため、歯周病のリスクが高まると考えられています。
さらに、つわりで歯磨きが難しくなったり間食が増えたりすると、歯垢もたまやすくなります。

妊娠中は、体調にあわせて小さめの歯ブラシで優しく磨き、また吐き気が強い日はうがいだけでも行うことをおすすめします。
また、安定期を目安に歯科医院でクリーニングを受け、歯ぐきの赤みや腫れが続く場合は産婦人科医にも相談しましょう。

歯周病を予防するためにできること

歯周病の予防は、日々の生活習慣の見直しと意識の改善がカギとなります。
進行すると回復が難しくなるため、予防が欠かせません。

予防の基本は、正しい歯磨きや食生活の改善、禁煙、定期的な歯科検診などです。
以下で詳しく説明します。

毎日の正しい歯磨き習慣

歯周病予防には、毎日の正しい歯磨きが最も重要です。
歯周病は歯と歯ぐきの間に汚れがたまることが原因なので、しっかり汚れを落とすことで予防につながります。
歯ブラシは毛先が広がっていないものを選び、力を入れすぎず、細かい動きで磨くと効果的です。
特に歯と歯ぐきの境目や奥歯の裏側など、磨き残しやすい部分にも注意を払いましょう。

1回の歯磨きは2分以上、朝晩2回が理想で、歯間ブラシや糸ようじを使うとさらに効果的に汚れを取り除けます。

生活習慣の改善とバランスの取れた食事

歯周病予防には、生活習慣を見直し、バランスの取れた食事を心がけることが重要です。
偏った食事や不規則な生活は、免疫力を低下させ、歯ぐきが炎症を起こしやすくなります。

食事は主食・主菜・副菜をバランスよく取り、野菜や果物、魚、大豆製品を積極的に摂ることが大切です。
さらに、夜更かしや睡眠不足なども細菌の増殖を招くため、規則正しい生活を送りましょう。

禁煙とストレス管理

禁煙とストレス管理は歯周病予防に大きな役割を果たします。
喫煙は歯ぐきの血流の悪化や細菌への抵抗力の低下を招くため、禁煙をすることで歯周病のリスクが減るわけです。
禁煙が難しい場合、禁煙外来を活用することや、周囲のサポートを受けることが効果的です。

また、ストレスは免疫力を低下させ、歯ぐきの炎症を引き起こしやすくします。
適度な運動や趣味を持つこと、そして深呼吸や軽いストレッチもストレス軽減に役立ち、忙しい日常の中でも心をリフレッシュさせることができます。

定期的な歯科検診とメンテナンス

定期的な歯科検診とメンテナンスは、歯周病を予防するために非常に重要です。
歯科医院では、歯石や歯垢を取り除くクリーニングを行い、家庭の歯磨きでは取り切れない汚れを徹底的に落とします。
さらに、歯ぐきの状態や歯のぐらつきなどもチェックしてもらえるため、早期発見・早期治療が可能です。
忙しい人でも、半年に一度の定期検診を受けることで、歯周病リスクを大きく減らせます。

お口の健康状態を確認するポイント

お口の健康を確認するには、鏡を使って毎日歯ぐきの色や腫れ、出血の有無を観察しましょう。
健康な歯ぐきは薄いピンク色ですが、赤く腫れていたり、歯磨き時に血が出る場合は歯周病の兆候かもしれません。
また食べ物が詰まりやすい場合や、口臭が気になる場合も注意が必要です。
歯がグラグラしたり、舌で歯を触ったときにザラつきを感じたりする場合は、歯垢の残存が考えられます。
これらのサインを見逃さず、異変を感じたら早めに歯科医を受診してください。

関連記事:【歯周病と口臭】今すぐ試せる簡単セルフチェック法

まとめ:歯周病なりやすい人の特徴と対策を知ろう

歯周病は、歯磨きが不十分な人や喫煙習慣がある人、糖尿病を患っている人などがなりやすいと考えられています。
ストレスや口呼吸、歯ぎしりも歯周病のリスクを高める要因として示唆されています。
そのため、日々の歯磨きや生活習慣の改善、禁煙、定期的な歯科検診を受けて予防しましょう。
セルフチェックを通じてリスクを把握し、早期対策を行うことも重要です。

 

監修者情報

院長 宮園 智之 - Tomoyuki Miyazono

枚方市の歯医者「宮園歯科医院」では、患者様に寄り添って症状やお悩みをお聞きし、ご納得いただいたうえで治療を進めることを重視しています。当院が常に心掛けているのは、患者様にとって安心できる歯科治療を行うことです。 こちらでは、当院の診療理念と院長についてご紹介しています。当院での治療をご検討中の方は、まずは当院の歯科治療に対する考え方をご覧ください。当院は、皆様が安心して通える歯科医院を目指して日々力を尽くしています。

経歴

  • 大阪府枚方市出身
  • 2006年 高槻高等学校 卒業
  • 2013年 朝日大学 歯学部 卒業
  • 2014年 朝日大学病院 勤務
  • 2015年 大阪府内医療法人 勤務
  • 2017年 大阪府内医療法人 院長 理事就任
  • 2020年 宮園歯科医院 勤務
  • 2022年 宮園歯科医院 院長就任

所属・学会

  • JIADS エンドコース
  • JIADS 補綴コース
  • JIADS デンチャーコース
  • JIADS ペリオコース
  • JIADS 再生医療コース
  • 大森塾 5期
  • 日本臨床歯周病学会 会員
  • 日本口腔インプラント学会・JACID