【歯周病の痛みをズキズキ感じる時の対処法!即効性のある方法を徹底解説】

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【歯周病の痛みをズキズキ感じる時の対処法!即効性のある方法を徹底解説】

公開日 2025.12.22 更新日 2026.01.14

歯周病が進行すると、時にはズキズキとした痛みを伴うことがあります。
こうした痛みに悩んでいる場合、特に「痛み止めを長期間使用しても大丈夫なのか?」「夜間にズキズキして眠れない時はどうすれば良いのか?」といった疑問が生じることもあるでしょう。
誤った対処法や自己判断による薬の乱用は、症状の悪化や健康リスクを高める原因にもなりかねません。
歯周病の痛みに関する疑問やその対処法を正しく理解することが、効果的な痛みの軽減や予防に繋がります。

本記事では、歯周病による痛みの原因や対処法を解説します。

歯周病の痛みがズキズキする原因とは?

歯周病は、進行したからといって必ず痛みを伴うわけではありません。
しかし時に痛みを伴うこともあり、歯ぐきの腫れや出血、痛みが強くなることで日常生活に支障をきたすこともあります。
特に、歯磨きのときに血が出る、または何もしていなくても痛むケースがみられます。
痛みの原因とその対策を理解することは、早期のケアにも繋がるでしょう。

歯周病による痛みのメカニズム

先述の通り、歯周病は進行したとしても、必ずズキズキとした痛みを伴うわけではありません。
しかし、歯と歯ぐきの間に溜まった細菌が歯ぐきに炎症を引き起こし、進行して神経が刺激されるとズキズキと痛むケースもあります。
歯ぐきの腫れが強くなると、食べ物を噛む時や歯ブラシを当てた時に痛みが増すことも珍しくありません。
歯周病の痛みは放っておくと悪化するため、早期に治療を開始することが重要です。

痛みを感じる際には、自分でも試せる対処法に取り組んだうえで歯科医院を受診しましょう。
対処法については後述しますので、そちらをご覧ください。

虫歯との痛みの違い

歯周病によって痛みが生じている場合は、歯ぐき全体がズキズキと痛むことが特徴です。
特に、歯を押したり食べ物を噛んだりする際に痛みを感じることがあるかもしれません。

一方、虫歯の痛みは冷たいものや甘いものを食べた時に「キーン」と鋭くしみることが多くみられます。
これは、歯自体の神経が刺激されることが原因です。

このように歯周病は歯ぐきで、広範囲にわたって痛みを感じることがあり、虫歯は歯の特定の部位で痛みが集中する点が両者の違いとなります。
これらの違いを理解することで、トラブルが起きた場合でも適切に対処できるでしょう。

なお、いずれの場合も歯に痛みを感じたら、早期に歯科医院を受診することが大切です。

関連記事:【虫歯と歯周病の違い】原因と予防法を徹底解説!

ズキズキする歯周病の痛みを和らげる対処法

歯周病によってズキズキとした痛みを感じる場合は、早期に緩和するためにも対処法を試したいところです。
痛みが強くなる前に、適切な対処を行うことで、痛みの軽減や症状の進行を防ぐことができます。
具体的には痛み止めを服用したり、患部を冷やしたりとその方法はさまざまなので、もしものときに備えて応急処置を知っておくと、急な痛みにも迅速に対応できるようになるでしょう。

以下では、ズキズキとした歯周病の痛みを和らげるための対処法を紹介していきます。

痛み止めを服用する

歯周病の痛みを緩和するためには、市販の痛み止めを服用するのが有効です。
痛み止めの種類によっては、炎症を抑えつつ痛みを軽減してくれる成分を含んでおり、比較的早く効果を感じられます。
また、胃への負担を軽減したい場合は、アセトアミノフェン配合の薬を選ぶことをおすすめします。

ただし、他の薬を服用している場合や持病がある場合は、自己判断で購入・服用せず、薬剤師や歯科医師に相談することが不可欠です。
市販薬は一時的な対処に過ぎないため、長期の服用は避け、痛みが気になるときは必ず歯科医院を受診してください。

痛み止めを服用する際の注意点

痛み止めを服用する場合は、短期間にとどめておくことが推奨されます。
なぜなら、痛み止めは歯周病自体を治すものではなく、あくまでも痛みを一時的に緩和させるものに過ぎないからです。

長期間の服用は胃や腎臓に負担をかけてしまううえ、症状の根本的な解決にはなりません。
痛みが続く場合は、自己判断で服用を続けず、歯科医院での診断を受けることが重要です。
薬の使用は応急処置と考え、早めに専門家に相談しましょう。

患部を冷やす

歯周病によってズキズキする痛みが強いときは、まず頬の外側から患部を冷やすと炎症が落ち着きやすく、痛みの軽減にも役立ちます。
冷たいタオルや布で包んだ保冷剤を使用し、数分ずつ当てて刺激を和らげましょう。
ただし、氷を歯ぐきに直接当てると刺激となってしまうため、必ず外側から冷やすことを把握しておいてください。
加えて、長時間冷やしすぎないことも忘れずに押さえておきましょう。

なお、この方法の効果には個人差があり、痛みが緩和しない可能性もあるため、痛みが引かない場合はほかの方法を試し、早めに歯科医院を受診することが重要です。

歯磨きをする

痛みがあると歯を磨くのが怖くなりますが、汚れが残っていると細菌が増えて炎症が長引いてしまいます。
そのため、ズキズキとした痛みがある場合も、やさしく歯磨きを続けることが大切です。

歯を磨く際は毛先の柔らかい歯ブラシを使用し、歯と歯ぐきの境目を軽い力で動かしましょう。
出血がある場合は、強くこすらずに丁寧に当てるのがポイントです。
加えてフロスは痛みが強い日は無理をせず、落ち着いたら再開してください。

殺菌効果のあるうがい薬を使用する

歯周病の痛みがあるときは、歯磨きに加えて殺菌成分入りのうがい薬を補助的に使うと、口内の細菌を増やしにくくできます。
ズキズキとした痛みがあるときには、使用方法どおりに短時間ゆすいでみてください。
ただし、刺激が強いタイプやアルコール入りのタイプでしみる場合は、無理をせず使用を中断することが大切です。
なお、うがい薬だけで治るわけではないので、腫れや痛みが続くときは歯科医院で原因を確認しましょう。

歯周病の痛みで眠れない時の対処法

歯周病の痛みで眠れない場合、まずは痛みを軽減する対策が必要です。
頭を高くして寝る、冷たいタオルで頬を冷やす、市販の痛み止めを服用することで一時的に痛みが和らぎ、眠りやすくなります。
歯周病の炎症が血流を増加させ、夜間に痛みが強くなることがあるため、特に冷やす方法が効果的です。
氷を直接歯に当てるのは避け、頬の外側を冷やすことを心がけるほか、眠れないほどの痛みが続く場合は、早めに歯科医院を受診することが重要です。

歯周病の痛みを悪化させないためのNG行為

歯周病によるズキズキした痛みを感じる際、誤った対処法を取ると症状が悪化することがあります。
例えば、痛みを感じる部分を温めたり、刺激の強い食べ物を食べたりすると、歯ぐきの炎症が悪化する可能性があります。
痛む部分を触ったり、アルコールの摂取やタバコを吸うのも避けるべきです。
これらのNG行為を避けることで、早期回復が期待できます。

以下で、NG行為について詳細に見ていきましょう。

放置する

痛みが出ているにも関わらず、放置してはなりません。
また痛みが波のように引くと安堵して放置しがちですが、炎症や感染が続けば歯周ポケットが深くなり、膿や腫れが増えてさらにズキズキしやすくなります。

噛むことで痛みが出て、食事や睡眠に支障が出ることも珍しくありません。
加えて進行すると歯を支える骨にも影響し、歯が浮く感じやぐらつきが出ることがあります。
痛み止めでごまかすほど原因が見えにくくなるので、数日たっても違和感が残るのであれば早めに歯科医院を受診し、必要な治療を受けましょう。

痛みを感じる部分を温める

歯周病の痛みを感じる部分を温めると、血流が増加して腫れや痛みが悪化することがあります。
さらに、温めることで細菌が活発になって炎症が広がりやすくなるため、痛みが増すことも少なくありません。

ズキズキとした痛みが強い場合は、温めるのではなく、冷やすことで炎症を抑える効果が期待できます。
冷たいタオルや保冷剤などを使用して、外側から冷やすと痛みが和らぐ可能性も高まります。

お酒を飲む・タバコを吸う

飲酒や喫煙は、歯周病の痛みを悪化させる要因の一つと考えられています。
アルコールやタバコは血流を悪化させ、歯ぐきの炎症や治りを遅らせるためです。

ズキズキとした痛みがあるときは、禁酒・禁煙を心がけることで、歯周病の進行を防ぎ、早期の回復が期待できます。
歯周病の痛みを和らげるためにも、これらの習慣は避けましょう。

歯周病のズキズキした痛みで歯科医院を受診する目安

冷やしたり、歯を磨いたりと自分でできる対処法を試すと、一時的にズキズキとした痛みが落ち着くことがあります。
しかし、歯周病の痛みは原因を取り除かないと再発しやすいとされています。
適切なタイミングで歯科医院を受診できるよう、受診の目安はあらかじめ押さえておきたいところです。

その目安としては、以下を参考にしてみてください。

痛みが数日続く場合

冷やしたり痛み止めを使ったりしても、ズキズキとした痛みが2〜3日以上続く場合は、自己判断で様子を見ないほうが安全です。
なぜなら歯周ポケットの中に歯石や膿が残っていると、表面が落ち着いて見えても炎症が進んでしまう可能性があるからです。
さらに腫れが引かない、出血が繰り返す、噛むと響くといった症状がみられるのであれば、早めに歯科医院を受診したほうが日常も楽になります。

痛みが数日続くのであれば歯科医院を受診し、歯周ポケット測定やレントゲンで原因を確認しながら、必要な処置を受けましょう。

歯のぐらつきや全身の不調が起きている場合

歯がぐらつく、噛むと強く痛む、歯ぐきから膿が出るなどの症状がある場合は、歯周組織のダメージが進んでいる可能性があります。
さらに発熱や頬の腫れ、口が開けにくい、飲み込みにくさ、だるさが出るときは炎症が広がっていることもあるため、できるだけ早く歯科医院を受診しましょう。
特に腫れが急に大きくなる場合や、強い痛みで眠れない状態が続く場合は、休日診療や救急外来も検討してください。
受診までの間は患部を冷やし、アルコールや喫煙を控えて悪化を防ぐことが大切です。

歯周病の痛みを予防するための口腔ケア

歯周病の痛みや不快感を予防するためには、日々の口腔ケアが欠かせません。
歯周病の原因となる歯垢や歯石をしっかり除去することで、炎症や痛みのリスクを減らせます。
毎日の歯磨きに加えて、歯間ブラシやデンタルフロスの使用も効果的です。
歯周病の早期発見には、定期的な歯科検診とプロによるクリーニングが重要です。

歯周病の進行やズキズキとした痛みを防ぐためにも、日々の口腔ケアと歯科検診の重要性について以下で深掘りしていきましょう。

日常的な歯垢・歯石の除去

歯周病の予防には、毎日の歯垢や歯石の除去が必要です。
歯垢は歯と歯ぐきの境目にたまりやすく、放置すると歯石となって歯周病が進行する可能性があります。

日頃のケアでは歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやデンタルフロスも使用し、歯と歯ぐきの隙間に残った汚れをきれい除去することを意識しましょう。
また、歯石は自宅では取り除けないため、定期的に歯科医院でのクリーニングを受けることが重要です。

定期的な歯科検診の重要性

歯周病を予防するためには、定期的な歯科検診が不可欠です。
初期の歯周病は自覚症状が少なく、気づかないうちに進行してしまうことがあるためです。

歯科検診では歯垢や歯石の除去、歯ぐきの状態をチェックしてもらうことができ、歯周病の早期発見・早期治療も可能となります。
また、正しい歯磨き方法や生活習慣についてのアドバイスも受けられるため、再発予防も期待できるでしょう。
定期検診を受けることで、歯周病によるズキズキとした痛みも未然に防ぐことができます。

関連記事:歯医者に行く頻度は?効果的な通院回数とその理由

まとめ:歯周病の痛みをズキズキ感じる時の即効対処法をおさらい

歯周病では、進行したからといって必ず痛みを伴うわけではありません。
しかし時に痛みを伴うこともあり、歯ぐきの炎症や細菌感染が進行し、神経が刺激されることによってズキズキとした痛みが出る場合もあります。
歯周病によるズキズキとした痛みを和らげるためには、痛み止めを服用したり、患部を冷やしたりと、自宅でも簡単に取り組める対処法が役立ちます。

なお、痛み止めを長期間の服用すると健康リスクを伴うため、必ず短期間での服用にとどめ、歯科医院で診断を受けることが大切です。
また、痛みがひどくなる前に冷やしたり、寝る時に頭を高くしたりすることで痛みの軽減が期待できます。

対処法を試しても歯周病の痛みが続く場合は、早期に専門医に相談し、根本的な治療を受けることが重要です。

 

監修者情報

院長 宮園 智之 - Tomoyuki Miyazono

枚方市の歯医者「宮園歯科医院」では、患者様に寄り添って症状やお悩みをお聞きし、ご納得いただいたうえで治療を進めることを重視しています。当院が常に心掛けているのは、患者様にとって安心できる歯科治療を行うことです。 こちらでは、当院の診療理念と院長についてご紹介しています。当院での治療をご検討中の方は、まずは当院の歯科治療に対する考え方をご覧ください。当院は、皆様が安心して通える歯科医院を目指して日々力を尽くしています。

経歴

  • 大阪府枚方市出身
  • 2006年 高槻高等学校 卒業
  • 2013年 朝日大学 歯学部 卒業
  • 2014年 朝日大学病院 勤務
  • 2015年 大阪府内医療法人 勤務
  • 2017年 大阪府内医療法人 院長 理事就任
  • 2020年 宮園歯科医院 勤務
  • 2022年 宮園歯科医院 院長就任

所属・学会

  • JIADS エンドコース
  • JIADS 補綴コース
  • JIADS デンチャーコース
  • JIADS ペリオコース
  • JIADS 再生医療コース
  • 大森塾 5期
  • 日本臨床歯周病学会 会員
  • 日本口腔インプラント学会・JACID